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執行役員 / ディレクター

大坪 宏之

大手保険会社や外資系コンサルファーム、ベンチャー企業の役員などを経て、2023年9月にボードメンバーとしてBallistaに参画。事業戦略やM&Aといった「攻め」から、ガバナンスやリスクなどの「守り」まで一気通貫で支援してきた実績を持つ。コンサルタントとしてのキャリアは17年。Ballistaを約半年間離れ、2025年9月に執行役員として復帰。

迷いなく、
「必ず戻ってきたい」と思える場所
半年間の“挑戦”を経てBallistaへ復帰
攻めも守りも担う経営参謀コンサルタント

「社会を変えたい」 中川代表の本気に惹かれて参画

大坪さんはBallista創業直後、ボードメンバーとして参画しています。当初、Ballistaを転職先に選んだ理由を教えてください。

最大の理由は中川代表の存在です。実は、中川代表との付き合いは長く、最初の出会いは今から15年近く前になります。当時、私が在籍していたコンサルティング会社に、中川代表が入社してきました。その後、別のコンサルティング会社で再会する縁もありました。勤務先は違っても連絡を取り合い、Ballistaに参画する前にも何度か一緒に食事をしました。その際、中川代表が起業した思いや描いているビジョンを聞きました。その時、私は40代中盤。社会人生活も残りが短くなっていく中、最後はワクワクする仕事で締めくくりたいと考え、Ballistaに参画することを決めました。

中川代表のどんな思いやビジョンに惹かれて、もう一度、一緒に働きたいと思ったのでしょうか?

中川代表が掲げている「社会を変えたい」という思いです。Ballistaを立ち上げた当時、彼は31歳でしたが、あれだけ本気で純粋な熱量を持って未来を語れる人物は、そうそう世の中にいないと感じました。30歳を超えると、多くの人は自分の能力の限界や理想と現実の厳しさに直面し、目標やビジョンを素直に口に出すのが難しくなってしまいます。しかし、中川代表は何の疑いや迷いもなく、本気で日本や世界を変えようとしています。彼の言葉で、忘れかけていた昔の感情がよみがえった気がしました。

攻めと守りの両面を経験 アクセル全開の経営陣のブレーキ役に

当時のBallistaに自分が加わることで、どのような貢献ができると感じましたか?

過去、成功しているコンサルティングスタートアップを見てきた経験から、社長をはじめとする経営陣の熱量だけでは、思い描いた目標に到達するのは難しいと考えていました。スタートアップには足元を固める役割、時には決断前に一度立ち止まって慎重に検討できる状況をつくる存在が必要であり、そのポジションを自分が担えると感じました。

Ballistaのボードメンバーとして、当時はどのように自分の特徴や強みが生かせると考えましたか?

コンサルティングには大きく分けて「攻め」と「守り」、2つの面があります。具体的には事業戦略やM&Aなどは「攻め」、ガバナンスやリスクマネジメントなどは「守り」にあたります。私はコンサルタントとして攻守どちらも経験し、「守り」から「攻め」まで一気通貫で支援してきました。また、Ballista参画前に1000人規模の企業2社で役員を務めました。プレーヤーだけではなく、マネジメントの経験も積んでいた点も、スタートを切ったばかりのBallistaで生かせると考えました。

中川代表をはじめ、Ballista創業時のボードメンバーは「攻め」のタイプが多い印象です。意見が対立することはありませんでしたか?

当時のボードメンバーは私以外、攻めることが得意なタイプでしたね。特に創業当初は、熱量の高さからアクセルを踏みすぎているなと感じる場面はありました。ただ、それで対立することはなく、資金繰りや会社の安定性の面からブレーキが必要だと感じた時は、ファクトを根拠にしてリスクを伝えていました。中川代表はアクセル全開で突き進むタイプではありますが、周りの声に耳を傾けることができる素直さも持っています。会社のトップはアクセルを踏んで、全体を引っ張っていく強いリーダーシップが求められます。そのリーダーが示す方向性やスピード感に問題がないか客観的に判断し、アドバイスしたり軌道修正したりする役割を私は意識していました。

半年間の“挑戦”を経て復帰 「個の可能性」を尊重

大坪さんは昨年4月から半年間、一度Ballistaを離れていますが、その間は何をされていたのですか?

私個人として、チャレンジしたいことがありました。Ballista参画前から付き合いがあった知人に、「上場を目指す会社の役員に入ってほしい」という依頼を受けました。これまでに企業のIPOをサポートする仕事はしてきたものの、自分がその会社の一員としてIPOを実現したことはありませんでした。新しいステージを経験できれば、今後のキャリアの財産になると考えました。

Ballistaメンバーからはどんな反応がありましたか?

中川代表も、副社長の今奈良も「そんなチャンスはめったにないから、チャレンジした方が良い。落ち着いたら、またBallistaに戻ってくれば良いから」と背中を押してくれました。

Ballistaは会社として「個の可能性」を大切にしています。その考え方は、ボードメンバーだった私に対しても変わりませんでした。企業理念を対外的にアピールするだけではなく、実際に体現できるところがBallistaの強みです。

「必ず戻ってくる」 Ballista復帰の一択

半年後に大坪さんはBallistaに戻っています。他の選択肢は考えませんでしたか?

同時期に複数の会社から声をかけてもらっていましたが、新たなチャレンジに挑む道として、Ballistaに復帰する以外は考えなかったですね。一般的には、ボードメンバーが自分のわがままで会社を離れたら疎遠になりがちです。しかし、Ballistaを離れる時に「必ず戻ってくる」と伝えていましたし、中川代表たちとは交流が続いていたので、再合流はスムーズでした。

転職先として様々な選択肢があった中、なぜ迷わずにBallistaへの復帰を決めたのでしょうか?

一番の理由はワクワク、ヒリヒリする仕事ができるからです。自分の手で目の前のお客さまや会社をサポートできている実感を得られるところが、同業他社にないBallistaの良さだと思っています。規模の大きなコンサルファームであるほど、自分の意思決定だけでクライアントをスケールさせるのは難しくなります。Ballistaでは、クライアントの現場に入り込んだうえで、成長に向けた戦略やプランを設計して実行まで伴走できます。もちろん、大きな責任や労力は伴います。しかし、その達成感やクライアントと分かち合う喜びを一度経験すると、他のコンサルティング会社ではなく、Ballistaに居たいと考えるようになります。

人材育成に重点 若手が成功体験を積める環境づくり

大坪さんは執行役員の立場としてBallistaに戻っています。現在のご自身の役割をどのように捉えていますか?

執行役員として戻った現在は、Ballistaの組織全体を強くするというよりも、コンサルティング事業部の拡大や人材育成に重点を置いています。現在は主に4つのプロジェクトのリードを担っていますが、中には経験の浅いメンバーや若手メンバーも入っています。大切にしているのは、自分で考えてアウトプットする習慣を身に着けさせることです。私がアドバイスやサポートをしながらも、答えは自分自身で導けるように促しています。考える癖と思考回路は、自分で考えてアウトプットしないと身につかないと思っています。

それから、若手メンバーの成功体験を増やすことも私の役割と認識しています。小さな成功でも良いので、自分の提案でクライアントに喜んでもらったり、課題を解決したりする積み重ねがコンサルティングスキルの向上につながります。

Ballistaの若手メンバーには、どのような印象を持っていますか?

素直で真面目なタイプが多く、ガッツがありますね。コンサルタントと聞くと斜に構えているイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、分からないことを素直に周りに聞ける実直さがあります。また、それが自分の成長のためと位置付け、一人称で動けるメンバーが多いと感じています。コミュニケーション能力が高いメンバーも多く、私との関係性もフラットですね。

「挑戦できる仲間」を歓迎 誰もが新規事業を生み出せる組織へ

実現したい目標やビジョンを教えてください。

若手が育って、誰もが新たな事業を生み出せる組織をつくっていきたいです。新たに開始した経済安全保障やリスクマネジメントのオファリングサービスは私が責任者を務めていますが、概ねの部分はプロジェクトのメンバーが考えて形にしました。私がプロジェクトに入っていなくても事業が回る仕組みを作っていくことが、結果的にBallistaの企業価値を高めることにつながると考えています。新規事業拡大のためにも、私たちと同じマインドを持った仲間にもぜひ加わってほしいです。一緒に仕事したい仲間は、一言で表現すると「挑戦できる人」。たとえ解像度が粗くても、信念と事業性があれば、幅広い分野で挑戦できる環境がBallistaには整っています。私も喜んで、解像度を高めるサポートをしていくつもりです。Ballistaを立ち上げた時の中川代表のように、キラキラした目で「社会を変えたい」と口にできる人材を待っています。