執行役員 / ディレクター
星野 龍太
コンサルティングファーム日本オフィス、中国オフィス、日系IT企業欧州拠点等を経て2025年12月にBallista参画。日本国内の案件に加えて、米国、欧州、中国など海外でのDX・システム導入やマネジメントの経験も豊富。海外赴任歴は10年以上。Ballistaでは海外事業の新規開拓を担う。
「コンサルティング=giving advice」
10年以上の海外経験で見えた
仕事の本質と人を成功に導く喜び
洋画劇場で海外に興味 大学時代に米国へ留学
星野さんは10年以上の海外赴任経験があります。海外に興味を持ったきっかけはありましたか?
ゴールデン洋画劇場がきっかけです。私が子どもの頃はまだスマホは存在せず、もちろんネットフリックスやYouTubeも無く、テレビが一家に一台の時代でした。レンタルビデオ屋も近所になく、テレビで観る週末の洋画劇場が最大の娯楽で、毎週本当に楽しみでしたね。洋画劇場で放送される米国を舞台とした映画の世界に憧れました。米国に行きたい気持ちを持ちながら学生生活を送り、大学生でついにロサンゼルスに留学する機会を得ました。当時は「もう日本に帰らない」と両親に伝えたくらい、人生最高の日々でした。一方で、同時に日本の素晴らしさを実感した期間でもありました。
コンサルタント=アドバイスする人 成功に導く喜び
就職活動時も海外志向だったのでしょうか?どのような就職活動を経て新卒で入社する会社を決めましたか?
当時は就職氷河期で、私も周囲と同様、必死に就職活動をしていました。何十社と応募し、最終的に受かったのが外資系のコンサルティング会社でした。思えば説明会の時点で他社と比べて社風が自分に合っていると感じた会社でした。私が受かったコンサルティング会社は「本当に現場を変えるのは、綺麗な資料ではなく、気合いと根性」という考え方の会社でした。良い意味で外資コンサルの先入観が崩れ、一気に惚れ込みました。
コンサルティングの仕事は自分に合っていると感じましたか?
合っていると思いますし、非常に好きな仕事です。コンサルティングは英語で「giving advice」とも表現され、コンサルタントは「アドバイスする人」を指します。私は自分が活躍することよりも、他の誰かにアドバイスし、その人が成功することに喜びを感じます。
仕事以外の場でも週末はキッズ向けのスポーツのコーチをしたり、外国の方向けに観光地のガイドをしています。コンサル業界というとハードワークをイメージする人が少なくありませんが、本来はお客さまを成功に導くためのアドバイスをする仕事だと思っています。
「コンサルティングを通じた社会貢献こそが生きがい」海外勤務で仕事の価値観に変化
成功に導くアドバイスをするために、どんなことを心掛けていますか?
一番大事なのは、ありきたりではありますが「お客さまを知ること」「謙虚であること」だと考えています。勿論、ベストプラクティスを追求することや業界の最新情報を知ることは大事ですが、お客さまは全て違う会社であり、同じような課題であっても、必要なアドバイスは異なります。それぞれのお客さまを知らなくては、的確なアドバイスはできません。そして、お客さまを深く知るためには謙虚さが必要です。ベストプラクティスを知っていて、他社向けのプロジェクト経験が豊富だったとしても、目の前のお客さまのことを一番ご存じなのは、お客さまですから。
海外で働いたことで、仕事への考え方や取り組み方に変化は生まれましたか?
これまでに中国、米国、イスラエルなど様々な国で働く機会をいただきました。最大級のプロジェクトが政治の影響を受けて突然止まったり、紛争下にある国の中で交渉を進めたり、価値観が変わる出来事もたくさんありました。その中でも、特に仕事観が変わったのは欧州での生活です。イギリスは医療費が無償ですし、ドイツやスイス、北欧などでは入試がなかったり、学費も無料です。ユニバーサルクレジットと呼ばれる社会保障給付制度があったり、生活保護も手厚い。
当時、現地の国籍を持つ息子から「僕らは父さんが働かなくても生活できる。父さんはなんで働くの?」と聞かれ、答えに窮しました。教育費や医療費、食費の心配はないのに、なぜ自分は毎日子供を家に置いて外出し、朝から晩まで働くのか。結論は、コンサルティングを通じた社会貢献が自分の生きがいだから、ということでした。「コンサルティングが、父さんのやりたいことなんだよ」と答えたことが印象に残っています。
「日本を良くしたい」 中川社長の本気に共感して参画
転職先として多くの選択肢があった中、Ballistaを選んだ理由を教えてください。
ある日突然、Ballistaの中川代表からメッセージが届きました。メッセージを読むと、「日本を変えたい」と熱くつづってありました。ベンチャーファームから届くメッセージの多くには、経営陣が国内外の名門大学出身、上場を目指す、などのアピールポイントが並んでいます。その中で、中川代表からのメッセージには防衛大学出身であること、上場は目指さないこと、Ballistaは社会課題を解決するプロフェッショナルファームであり、一般的なコンサルファームではないということなどが書いてありました。異色でしたね。直接話を聞かないと絶対に後悔すると思って、コンタクトを取りました。会った際の話に引き込まれて、数日で内定が決まりました。
中川代表と会って、どんなところに惹かれたのですか?
口先だけではなく、「日本を良くしたい」、「世界を変えたい」と本気で考え、そのために本気で動いていると伝わってきたところです。株主よりも共に働くメンバーへまず還元することが大事であるから上場はしない、という考えにも感銘を受けました。面接では、中川代表以外のボードメンバーとも話しました。それぞれキャラクターが違っても、全員が全員、日本を良くしたい、世界を変えたいと本気で考えていること、メンバーを非常に大事にしていることが分かりました。限りのある人生で、本気で日本を良くしたいと考えている仲間を支えたい気持ちでBallistaへの参画を決めました。
役割は海外事業の開拓 Ballistaの新たな強みの創出へ
Ballistaでは主に、どのような業務を担当していますか?
海外で新しいサービスを展開したい日本企業の支援を担当しています。海外に在住していた頃、日本企業が海外に進出していけるであろう機会をたくさん見てきましたし、もっと海外に出ていくべきだと考えていました。Ballistaは今後、そういった日本企業の海外への事業展開も支援していきます。その領域は私のライフワークだと思っているので、Ballistaの新たな強みにしていきたいと考えています。海外展開に向けては、現実的な戦略と理想の2つを追い求めていきたいですね。海外ビジネス成功者の方々のお話を伺うと、ロジカルさも大事ですが、何より情熱の先にビジネスの成功があると感じます。利益以上に、社会的な意義や実現したい思いを追求した結果、現在の成功に至ったというイメージです。プロジェクトに携わった人たちが、情熱を注ぎこめる仕事をしていきたいです。
Ballistaメンバーには、どのような印象を持っていますか?
みんな勢いがありエネルギッシュで、且つ「Good guys」ですね。知識やスキルの獲得に貪欲ですし、自ら積極的に周りを助けに行くことができます。「私の担当範囲はここまで」「指示されていないからやらない」ではなく、お客さまやチームに必要なのであれば誰かに言われなくても主体的に動きます。根っからの「Good guys」なんだと思います。経営陣もエネルギッシュに第一線で真摯にビジネスと向き合っていて、且つメンバー思いです。経営陣から若手まで全員が勢いがあり、年齢や立場を問わずメンバー思いで仲が良く、一緒に働いていて非常に気持ち良いです。
貪欲な仲間と一緒に 若手の活躍を後押しする海外拠点も視野に
今後の目標やビジョンを教えてください。
やはり、世の中を変えたい、変えないといけないと考えています。コンサルタントとしては、日本発の商品やサービスで世界を動かす事業をどんどん支援していきたいですね。勿論、Ballistaはコンサルティング事業だけではなく、事業開発にも力を入れている会社なので、将来的には自社の取り組みとしてBallistaの海外拠点を構えて、若いメンバーがどんどん海外に出ていくチャンスをつくりたいと思っています。日本が素晴らしいのはもちろんですが、Ballistaを世界で挑戦する風土が根付いた企業にしていきたいです。
星野さんが描くビジョンに近づいていくために、どんな仲間と一緒に働きたいですか?
主に2つあります。私は千葉県出身ですが、ジェフ千葉や日本代表の監督を務めたイビチャ・オシム監督の言葉で、好きなフレーズがあります。「野心のないJ1選手よりも、試合に飢えたJ2選手を好む」「J2選手の方がよく走る」。オシム監督と同じように、私も学歴やキャリアに関係なく、貪欲な姿勢で挑戦できる人、情熱のある人と一緒に仕事をしたいです。もう1つは、コンサルティングが好きな人です。コンサルティング = giving adviceが好きなら、困っている人にはアドバイスや支援を惜しまないはずです。たとえ経験がなくても、貪欲に、情熱を持って知識やスキルを吸収し、誰かを成功に導くことに喜びを感じられる人はコンサルタントとして成長しますし、活躍できるポジションが必ずあると確信しています。