全員がヒーローの会社を創る ―アクアードコンサルティング代表・住吉氏が語る人材育成の本質とConstep導入への期待―

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2026.04.23
  • コラム

「400名の会社になったとき、メンバー全員がヒーローだったら、世の中はうちの会社を無視できない。」

 

株式会社アクアードコンサルティング代表・住吉鉄平氏は、創業17年目を迎えた現在も、泥臭く現場に立ち向かう「人間力」こそがコンサルタントの根幹だと語ります。
ITコンサルティング業界で独自の人材育成哲学を築いてきた住吉氏が、Ballistaの開発するe-ラーニングサービス「Constep(コンステップ)」をいち早く導入した理由とは。Ballistaとの出会いや導入の経緯、育成への熱い思い、そしてBallistaへの期待まで、本音で語っていただきました。

 

全員がヒーローになれる会社をつくりたい

 

インタビュアー:
まずはアクアードコンサルティングさんが目指す会社の姿について教えていただけますか。

 

住吉氏:
まず会社として規模を大きくしていきたいというのは、創立当初から思っています。

コンサルティング業界は人月勝負なので、売り上げを上げるためには、人を育て、人数を増やさねばなりません。ですが、ただ規模を大きくしたいわけでもありません。
若手も古参も、メンバー全員が将来に不安なく夢を描ける環境を整えてあげたいと考えています。1年後に100名突破、翌年150名、さらに翌年には300〜400名というのが今描いている理想像です。

 

インタビュアー:
400名という数字には理由があるのでしょうか?

 

住吉氏:
例えば1000名を超えてくると全員のことを覚えきれないと思っていて、私は人が大好きなので、自分の会社のメンバーは全員覚えたい。400名程度なら、一人ひとりどんな人物なのかを把握しながら働けると思っていて、それが自分なりの適正な規模感です。

 

実は、私個人としては上場にも興味がありません。上場し、株主の方を向いて仕事することになると自由がきかなくなる場面も多いためです。臨機応変に変化でき、社員一人ひとりに向き合えて、夢も見せられるような会社こそアクアードコンサルティングが目指すべき会社像だと思っています。

そして、400名規模になったとき、全員がヒーロー的な価値観を持っていたら世の中は当社を無視できないと思いますし、そんな会社にしていきたいです。

 

「炎上案件こそ持ってこい」——ヒーロー的価値観の原点

 

インタビュアー:
「ヒーロー」というキーワードが出てきましたが、もう少し詳しく教えていただけますか。

 

住吉氏:
少し自分の話をさせていただくと、東芝やリコー、ベイカレントを経て30代前半でアクアードコンサルティングを創業しましたが、正直最初はコンサルの仕事があまり好きではありませんでした。大変なことも多いですし、できるからやっている、くらいの感覚だったと思います。
ただ、創業してすぐに入った生命保険会社の合併プロジェクトで転機が来ました。30歳の若造が、という向かい風の中でもひたすら先回りして足を動かし、リーマンショックによってプロジェクトが凍結され現場が騒然とした時も、とにかくプロジェクトの役に立てるように尽力したところ、事業部長たちが「いてくれて本当に助かった」と言ってくれたのです。

 

さらには「うちの会社に居てほしいから、新しい仕事を作ってくる」と言って、合併プロジェクトが凍結された後も私たちに継続して依頼をしてくれました。それが本当に嬉しく、コンサルの仕事が好きになったきっかけでした。
そこから会社が拡大し、自分が育てたメンバーが私のいないプロジェクトで活躍している話を営業サイドから聞いたときは、泣きそうなくらい嬉しかったことを覚えています。
コンサルタントはすべての答えを持っているわけではありません。ですが、泥にまみれながら現場の方々と一緒に答えを探し、それを愚直にやり切ると必ず評価されます。そういう人間力をもった人たちを育てたいと考えるようになりました。

 

私は少年マンガが好きなのですが、少年マンガのヒーローたちは周りの人間の危機を見捨てず、最初は力が弱くても、死ぬほど努力し強くなっていきます。それをそのままコンサルの仕事に当てはめたのが私の考える「ヒーロー的価値観」です。炎上プロジェクトほど持ってこい、泥臭くやり切ってみせる、という気持ちをメンバー全員が持てれば、どんな現場でもヒーローになれると思っています。

知識スキルと人間性スキル—アクアードコンサルティング独自の人材育成設計

 

中川:

人間力を大事にされているアクアードコンサルティングさんの中で、コンサルスキルはどういう位置づけにありますか?

 

住吉氏:

弊社では人材育成スキルを大きく2つに分けています。ひとつは世間一般で言われるテクニカルスキル、知識スキルです。タイピングから始まり、議事録・資料作成技術やロジカルシンキング、リサーチ、ドキュメンテーションなどがこれに当たります。

 

もうひとつが人間性スキルで、魅力、度胸、誠実さ、傾聴力、積極性、正義感……こういったものです。
この人間性スキルは数字に表せないしですし、「これを意識してね」という言い方しかできません。ですが「ヒーロー的価値観」を持つアクアードコンサルティングのメンバーとして育てるためには、ここに時間をかけねばなりません。

 

インタビュアー:
では、育成における課題感はどんな部分に感じられていますか?

 

住吉氏:
うまくいっていることで言うと、「自走しなくてはいけない」というラストマンシップはメンバーそれぞれが持ってくれていますね。

 

課題は、一度学んだことが現場でなかなか生かされないことです。即時プロジェクトで活用できることを伝えているつもりなのになぜこんなに落とし込めていないのか、というもどかしさはずっと持っていました。

 

そんな時に中川さんに出会いました。
Ballistaさんの作られているConstepというe-ラーニングサービスは、うちが知識スキルと位置づけているコンサルスキルの部分に特化して作られています。つまり、知識スキルをConstepで効率よく習得してもらえれば、その分の時間を人間性スキルの育成に充てられる。そういう設計ができると思ったのです。

 

「思いの近い人がつくったからこそ、刺さる」——Constep導入の決め手

 

インタビュアー:
実際に導入を決めた理由はどこにありましたか?

 

住吉氏:
育成のための研修を0から自社でつくることも考えましたが、自分と思いの近い経営者の方がまとめ上げたものを活用させてもらう方が、当社にとっても大きなメリットがあると感じ、二つ返事でお願いしました。

他社の研修だからこそ、腑に落ちることもあると思います。

自社の社長が同じことを繰り返すのと、外の社長が同じことを言うのとでは受け取り方が違う。しかもその「外の社長」が、全幅の信頼を置ける中川さんであれば、必ずメンバーたちに何かしらインパクトを残してくれると思いました。

 

インタビュアー:
Constep受講後、メンバーにどんな状態になっていてほしいと感じますか?

 

住吉氏:
とにかくモチベーションが上がっていてほしいですね。受講することで、スキルが身に付き、視座が上がり、それに比例してモチベーションも上がっていく。そんなサイクルを創り出してほしいです。

 

そして、Constepにはメンバーが迷ったときに立ち戻れる場所になってほしいと思っています。

Ballistaさんのドキュメントはどれもなめらかにまとめられているにも関わらず、中川さんの思いが詰まっていると感じられます。だから、読んでいて響く。Constepはただのマニュアルではなく、メンバーの拠り所になるものだと思っています。

違う領域だからこそ、一緒にできる——Ballistaへの期待

 

インタビュアー:
今後、Ballistaとはどんな関係を築きたいと考えていますか?

 

住吉氏:
まず第1段階として、当社のメンバーたちが自分たちの得意フィールドで胸を張って戦えるようになること。Constepはその土台づくりを担ってくれると思っています。
その次の段階では、当社は主戦場がIT主軸、Ballistaさんは戦略主軸という違いがある。違う領域で戦っているから、一緒にお客様をご支援できるのではないかと漠然と思っています。
将来、一緒に現場に立てる関係になりたいですね。

 

中川:
まさに、私たちもそう考えています。アクアードコンサルティングさんのメンバーたちがヒーローになっていくための力なりたいですし、ぜひConstepを活用していただきたいです。将来一緒に社会の課題を解決していけたら、本当に嬉しいですね。

 

住吉氏:
私自身、同業他社だから競合という感覚があまりありません。

アクアードコンサルティングの17年間を振り返ると常に様々なパートナーさんに支えてもらってきました。パートナーの皆さんと一緒に成長していくものだという感覚が地になっているので、Ballistaさんとも、そういう関係でいたいと思っています。

 

中川:
そう言っていただけて本当にありがたいです。
住吉さんのお話を伺っていると、メンバー一人ひとりへの眼差し、思いの強さが伝わってきます。そういう会社のメンバーには、Constepを通じて必ず届くものがあると信じています。

 

 

 

 

【株式会社アクアードコンサルティング】

株式会社アクアードコンサルティングは、人を価値創造の中心に据え、ITコンサルティングを軸にDX、戦略・事業企画、業務改善・BPOまで幅広く支援する実行支援型のコンサルティング会社です。
単なる知識やスキルの提供にとどまらず、泥臭く現場に向き合い、実行まで伴走することで、顧客やプロジェクトの危機に対して当事者として踏み込む“人間力”を重視した支援を強みとしています。さらに、会社としても、人と組織の可能性を信じ、一人ひとりの挑戦や成長が新たな価値を生み出していくことを大切にしています。お客様との信頼関係を土台に、変化の大きい時代の中でも、誠実に、柔軟に、そして着実に価値提供を続けていきます。
URL: https://aqured.co.jp/

 

【株式会社Ballista】
株式会社Ballistaは「個人と企業の挑戦に寄り添い世界を変える」をMissionに、コンサルティング、フリーランス向けサービス、事業開発の3つの事業を展開するプロフェッショナルファームです。
コンサルティングでは、コンサルタントの在り方を再定義し、新時代のコンサルティングとして企業や社会の課題解決を支援します。フリーランス向けサービスでは、旧来の商習慣や業界構造を打破し、プロフェッショナルが働きやすい社会に向けたサービスを展開します。事業開発では、特定領域の専門家や経験者を集め、明日の経営者を生み出すエコシステムを創ります。

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